宮崎・東霧島神社の鬼磐階段と神石!振り向いてはいけない真相
南九州随一の霊峰・霧島連山の麓に鎮座し、古くから霧島六社権現の一角として信仰を集める宮崎県都城市の「東霧島神社」。神話の神々が息づくこの地には、見る者を圧倒する荒々しい巨石や、人の手によるものとは思えない険しい石段が今なお残り、全国から多くの参拝者が引き寄せられています。
一方で、SNSやパワースポット愛好家の間では「決して後ろを振り返ってはいけない石段がある」「足を踏み入れた瞬間に空気が一変する」といったスピリチュアルな噂や畏怖の声が後を絶ちません。なぜこの神社には恐ろしくも神秘的な言い伝えが残されているのか、その歴史的背景と見どころを現地取材の視点から紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)は、イザナギノミコトを主祭神とし、霧島六社権現のなかでも屈指の霊威を誇る古社である。
- 要点2:鬼が一夜で積み上げた伝説が残る「鬼磐階段」は、一心不乱に願いを込めて登るため「振り向いてはいけない」という独自の習わしが伝わる。
- 要点3:神剣でスパッと両断された伝説を持つ「神石」は悪縁切りと開運の象徴であり、2026年も強力な厄除けパワースポットとして高い支持を集めている。
【基本情報】東霧島神社の読み方とイザナギノミコトを祀る深遠な歴史

難読地名・社名としても知られるこの神社の正式な読み方は、東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)です。「ひがしきりしま」と読まれることも多いですが、古くは「妻」の字があてられていた経緯があり、地元では親しみを込めて呼ばれています。
創建は平安時代中期の応和3年(963年)、天台宗の高僧・性空上人(しょうくうしょうにん)が霧島山麓に開いた修験道場に端を発します。霧島連山の周囲に配された「霧島六社権現」のひとつに数えられ、火山の噴火や自然の猛威を鎮める祈りの場として発展しました。
主祭神として祀られているのは、国生み神話の主役である伊弉諾尊(イザナギノミコト)です。妻であるイザナミノミコトを亡くしたイザナギの悲哀と神威が色濃く宿る境内は、神仏習合時代の山岳信仰の名残を色濃く残しており、森全体が厳粛な空気に包まれています。
【真相検証】「鬼磐階段」で振り向いてはいけない理由と怖い噂の正体

東霧島神社を語る上で欠かせないのが、本殿へと続く険しい石段「鬼磐階段(おにはいわかいだん)」です。手すりのない野面積みの巨石が天に向かって約85段連なる光景は圧巻で、参拝者を圧倒します。
この階段には、太古の昔に住み着いた鬼が「一夜で石段を造り上げたら村人を喰らうのを諦める」という神との契りを交わし、夜明けを告げる鳥の声に驚いて未完成のまま逃げ去ったという伝説が刻まれています。加工されていない自然石が不揃いに積み上げられた異様な景観は、まさに鬼の怪力を連想させます。
「登る途中で絶対に後ろを振り返ってはならない」とされる理由は、雑念を捨てて一心不乱に願いを念じながら登りきることで大願成就を果たす「振り向かずの坂」という祈願作法にあります。途中で立ち止まり後ろを振り返ると、疑念や迷いが生じて願いが逃げてしまうと戒められてきたのです。決して悪霊に呪われるといった怪異ではなく、己の迷いを断ち切るための厳しい修練の教えが、いつしか畏敬の念を込めた「怖い噂」へと変化したといえます。
【神話の遺産】十握の剣で両断された「神石」がもたらす強烈なご利益

鬼磐階段の登り口手前に鎮座するのが、境内のシンボルともいえる「神石(しんせき)」です。高さ・幅ともに数メートルに及ぶ巨石の真ん中が、まるで巨大な刃物で一刀両断されたかのように綺麗に割れています。
社伝によると、最愛の妻イザナミを失って嘆き悲しんだイザナギが流した涙が固まってこの巨石となり、怒りと悲しみのあまり腰に帯びていた名剣「十握の剣(とつかのつるぎ)」で切り裂いたと伝えられています。巨石の鋭利な断面を目の当たりにすると、神話の情景が現実の出来事であったかのような錯覚さえ覚えます。
この神石には、あらゆる厄災を断ち切り、良縁を結ぶ強力な厄除け・悪縁切り・開運招福のご利益があるとされ、全国から多くの参拝者が訪れます。複雑な人間関係や悪習慣を断ち切りたいと願う人々にとって、自らの決意を固めるための重要な聖域となっています。
【境内の聖域】龍王神水と巨樹が放つ宮崎屈指のパワースポット
東霧島神社のスピリチュアルな魅力は、巨石や階段だけにとどまりません。境内には大地と自然のエネルギーが湧き出る数多くの見どころが点在しています。
参道脇に湧き出る「龍王神水」は、神聖な清め水として参拝者に親しまれています。龍の口から注ぎ出る霊水で手を清めると、心身の澱みが洗い流されるような清涼感に満たされます。
また、境内を取り囲む鬱蒼とした森には、樹齢1000年を超える大杉や大楠がそびえ立ちます。木肌に触れ、幹の周囲を巡ることで生命力を授かるとされる「大杉の巨樹」は、訪れる人々に圧倒的な生命の躍動を感じさせます。静寂の中で深呼吸をするだけで、研ぎ澄まされた不思議な安らぎを実感できるはずです。
【2026年最新】東霧島神社の御朱印・お守りと参拝時のアクセス・駐車場
現地を訪れる前に押さえておきたい授与品や交通アクセスなど、参拝に役立つ実用情報を整理しました。
社務所では、力強い筆致で記される御朱印のほか、神石の厄除け伝説にちなんだ「災難除け守り」や「開運絵馬」が授与されています。特に神石のイラストがあしらわれたお守りは、日々の魔除けとして人気を集めています。
【アクセス・駐車場情報】
- 所在地:宮崎県都城市高崎町東霧島1560
- 車でのアクセス:宮崎自動車道「高原IC」より車で約15分、「都城IC」より約25分。
- 駐車場:参道入口付近に無料駐車場を完備(大型バス受入可)。
- 参拝時の注意点:鬼磐階段は足場が非常に不規則で滑りやすいため、スニーカーなどの歩きやすい靴での参拝が必須です。階段の利用が難しい方向けに、緩やかな迂回参道も用意されています。
【東霧島神社】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東霧島神社の正しい読み方と所在地はどこですか?
A1:読み方は「つまきりしまじんじゃ」です。所在地は宮崎県都城市高崎町東霧島にあり、霧島連山の東麓に位置しています。
Q2:鬼磐階段を登るときに本当に振り返ってはいけないのですか?
A2:神道や信仰上の教えとして「一心不乱に願いを込めて登る」という作法があるため、振り返らないことが推奨されています。安全面でも足元に集中する必要があるため、前だけを見据えて一歩ずつ登るのが正しい参拝方法です。
Q3:足腰に不安がある場合でも本殿へ参拝できますか?
A3:鬼磐階段の脇に緩やかな坂道の迂回路(女坂)が整備されています。石段を登るのが困難な方や雨天時でも、安全に本殿へ向かうことが可能です。
まとめ:神話の息吹を感じる東霧島神社で厄を祓い運を開く
鬼磐階段の厳しい試練、神石が放つ圧倒的な神威、そして古代の息吹を宿す巨樹たち。東霧島神社は、単なる観光名所にとどまらず、訪れる者の心を洗い流し、前を向いて歩き出す勇気を与えてくれる場所です。
「振り返らずに登り切る」という作法は、過去の迷いや恐れを捨て、未来へ向かって進む決意そのものを象徴しています。日々の喧騒から離れ、本質的な自己と向き合いたいとき、宮崎が誇るこの神秘の聖地へ足を運んでみてはいかがでしょうか。 (出典: 東 霧島 神社(Yahoo!ニュース))