「月曜日はウンジャラゲ」歌詞の続きと意味は?志村けん名曲の元ネタと真相
週の始まりにふと頭をよぎる、あの陽気で中毒性の高いメロディ。「月曜日はウンジャラゲ」というフレーズを耳にすれば、誰もが自然と続きを口ずさみたくなります。1980年代後半に社会現象を巻き起こした伝説のバラエティ番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』で知った世代から、動画配信やSNSを通じてその魅力にハマった令和の若い世代まで、時代を超えて日本人の心をつかみ続けています。
一方で、「火曜日以降はどう続くんだっけ?」「そもそもハンジャラゲってどういう意味?」と疑問に思う方も少なくありません。実はこの楽曲、志村けんさんのオリジナルではなく、日本のショービジネス史に輝く伝説のコミックバンドが放った昭和の名曲が原点です。今回は、全曜日の歌詞の全貌から謎めいた言葉の由来、そして昭和から現代へと受け継がれる名曲の誕生秘話までを深掘りします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:月曜から日曜までの全歌詞は「ウンジャラゲ→ハンジャラゲ→スイスイ→モーリモリ→キンキラキン→ギンギラギン→ランララン」と展開する。
- 要点2:元ネタは1969年に発表されたハナ肇とクレージーキャッツの楽曲で、作詞は青島幸男氏、作曲は巨匠・宮川泰氏が手掛けた。
- 要点3:「ウンジャラゲ」「ハンジャラゲ」に特定の意味はなく、言葉の響きとリズムの心地よさを極限まで追求したナンセンス・ソングの最高傑作である。
【全曜日一覧】「月曜日はウンジャラゲ」に続く歌詞と曜日の順番
「月曜日はウンジャラゲ」の後に続くフレーズを正確に覚えているでしょうか。平日の憂鬱さを吹き飛ばし、週末に向けてテンションが上がっていく見事な構成になっています。
1週間の曜日の順番と歌詞の流れは以下の通りです。
・月曜日:ウンジャラゲ
・火曜日:ハンジャラゲ
・水曜日:スイスイスイ
・木曜日:モーリモリ
・金曜日:キンキラキン
・土曜日:ギンギラギン
・日曜日:ランララン
そして日曜日を通り過ぎると、「一週間が終わったら」の合図とともに、すべての曜日フレーズを一気にたたみかける怒涛のサビへと突入します。週前半の脱力感のあるリズムから、水曜日の「スイスイ」、木曜日の「モーリモリ」を経て、週末の「キンキラキン」「ギンギラギン」「ランララン」へと一気に華やかさを増していく構成は、働く人や学校へ通う人の心理リズムに見事に寄り添っています。
「ハンジャラゲ」ってどんな意味?言葉の由来と青島幸男が生んだナンセンスの美学

多くの人が抱く「ハンジャラゲやウンジャラゲにはどんな意味があるのか」という疑問ですが、結論から言えば、辞書に載るような言葉の意味は存在しません。
この歌詞を生み出したのは、作家・作詞家であり、後に東京都知事も務めた稀代のヒットメーカー・青島幸男氏です。青島氏はクレージーキャッツの『スーダラ節』をはじめとする数々の名曲を手掛けた言葉の魔術師でした。「ウンジャラゲ」「ハンジャラゲ」というフレーズは、意味をあえて排除し、口にしたときの語感の面白さ、脱力感、そして聴く者を一瞬で笑顔にするリズム感だけを研ぎ澄ませて作られた造語です。
メロディを担当した作曲家・宮川泰氏(代表作に『宇宙戦艦ヤマト』『恋のバカンス』など)のキャッチーなビッグバンド調スイングジャズと、青島氏のナンセンスな言葉遊びが融合したことで、理屈抜きの音楽的快楽が生み出されました。「意味がないからこそ、誰の心にもスッと入り込み、何十年経っても色褪せない」という、昭和のコントソングにおける最高到達点と言えます。
志村けん『だいじょうぶだぁ』で社会現象に!爆発的リバイバルの舞台裏
この楽曲を国民的な知名度に押し上げた最大の立役者が、喜劇王・志村けんさんです。1988年、フジテレビ系で放送されていた大人気番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』の挿入歌・エンディングテーマとしてカバーシングルがリリースされました。
番組内では、志村けんさんを中心に、田代まさしさん、桑野信義さん、石野陽子(現・いしのようこ)さん、松本典子さんら「だいじょうぶだぁファミリー」が、揃いの衣装を身にまといスタジオ狭しと踊り狂いました。両腕を前に突き出して腰をリズミカルに振る独特の振り付けダンスは、当時の子どもたちの間で大流行し、全国の幼稚園や小学校の運動会、宴会芸の定番として瞬く間に定着しました。
原曲の持つ底抜けの陽気さに、ドリフ仕込みのキレのある身体表現とコメディセンスが掛け合わさったことで、昭和末期から平成初頭のバラエティ界を象徴する伝説のパフォーマンスとなりました。
元ネタは昭和の怪物「ハナ肇とクレージーキャッツ」!1969年誕生秘話
志村けんさんの名曲として記憶している方も多いですが、オリジナルは1969年5月10日にリリースされたハナ肇とクレージーキャッツのシングル『アッと驚く為五郎』のB面曲として世に出た作品です。
当時の日本は高度経済成長期の真っただ中にあり、モーレツ社員という言葉が象徴するように、人々ががむしゃらに働いていた時代でした。そんな張り詰めた社会に対し、植木等さんやハナ肇さん、谷啓さんらを擁するクレージーキャッツは、音楽とコントを通じて「まあ肩の力を抜いて気楽にいこう」という強烈なアンチテーゼと癒やしを提示し続けました。
クレージーキャッツが築いた「高い演奏技術を持つミュージシャンが、本気でふざけたコミックソングを歌う」という伝統は、ザ・ドリフターズ、そして志村けんさんへとしっかりと受け継がれました。『ウンジャラゲ』のリバイバルヒットは、日本のお笑いと音楽の黄金リレーが生んだ必然の成果でした。
歴代カバーと令和の再評価|世代を超えて愛され続けるコントソングの金字塔
『ウンジャラゲ』の生命力は、クレージーキャッツや志村けんさんだけに留まりません。これまで多くのアーティストやメディアによって歌い継がれてきました。
子どもの情操教育番組やアニメソングの企画アルバム、CMソングなど、様々な形でカバーやオマージュが繰り返されています。2020年代に入ってからも、動画共有サービスや音楽配信プラットフォームを通じて、昭和・平成のレトロカルチャーに触れた若いリスナーが「聴くだけで自己肯定感が上がる」「月曜の憂鬱が吹き飛ぶ」と再評価の声を寄せています。
音楽のトレンドがどれほど移り変わっても、理屈抜きで体を揺らしたくなるグルーヴと、思わず吹き出してしまうユーモアを兼ね備えた楽曲は、いつの時代も人々に求められている証拠です。
【月曜日はウンジャラゲ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「ウンジャラゲ」や「ハンジャラゲ」に隠された意味や方言はあるのですか?
A1:特定の方言や隠された意味はありません。作詞者の青島幸男氏が、語感の楽しさとリズムへの乗りやすさを追求して生み出した純粋な造語(スキャット)です。
Q2:木曜日や金曜日はどんなフレーズで続きますか?
A2:木曜日は「モーリモリ」、金曜日は「キンキラキン」、土曜日は「ギンギラギン」、日曜日は「ランララン」と続きます。週末に向かって景気が良くなっていくユニークな構成が特徴です。
Q3:志村けん版とクレージーキャッツの原曲に違いはありますか?
A3:基本的なメロディや歌詞構成は共通していますが、志村けんさん版は80年代後半の打ち込みサウンドや華やかなホーンセクションを取り入れ、テンポもよりダンサブルにアレンジされています。また、掛け声や振り付けのダイナミックさも志村版ならではの魅力です。
まとめ:憂鬱な月曜日を笑いに変える「ウンジャラゲ」永遠の魔法
憂鬱の代名詞になりがちな月曜日を、「ウンジャラゲ」という魔法の呪文で笑いに変えてしまうこの楽曲。ハナ肇とクレージーキャッツが種をまき、志村けんさんが大輪の花を咲かせたエンターテインメントの精神は、今なお私たちの日常を明るく照らしてくれています。
新しい1週間が始まるとき、気分が沈みそうになったら、ぜひあの軽快なリズムと「ハンジャラゲ」「スイスイスイ」という陽気な言葉を思い出してみてください。昭和・平成の偉大なエンターテイナーたちが残したユーモアの力は、これからも世代を超えて愛され続けます。 (出典: 月曜日 は ウンジャラゲ(Yahoo!ニュース))